イオングループの決済まわり (共通POS・テナントMP端末)

最終更新:2022/6/27

以下はイオン共通POS, テナント用のMP端末 (オムロンMP・ヴィンクスMP) での内容です。

利用可能な決済サービス

テナントではMP端末が設置されていてもクレジットカードが利用できない場合や、WAONのみ利用可能な場合など、利用可能な決済サービスが異なる場合があります。

クレジットカード

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  • Discover

全ブランドコンタクトレス対応しています。VisaはIC化当初から、Mastercard, JCB, American Expressは2020年11月頃から、Diners, Discoverは2022年3月頃から利用可能となっています。

オンアスとなるカード会社

原則アクセプタンスマークを基準として記述しています。

会社によりオンアスとなるカード会社は異なりますが、基本的に以下の会社は契約があるものと思われます。
ACS (非加盟V,M), UC, MUFG, DC, NICOS, エムアイ, SMCC

以下は各社の契約の例です。

銀聯

銀聯キーから取り扱います。クレジットキーから取り扱うとエラーになります。
磁気のみ対応しています。PINとサインが両方必要です。

電子マネー

オムロンMPでは、利用した交通系ICのブランドにより売上票ヘッダタイトルが変わります。
例:「Suica取扱票」「TOICA取扱票」など

コード決済

  • AEON Pay
  • Alipay
    ヴィンクスMPのSCはAlipayプラス対応
  • WeChat Pay

以下のイオンリテールではPayPayに対応しています (2019年4月現在の対応店舗 *1 )。直営売場ではPOSで取り扱えるようになっています。一部のテナントにも導入されていますが、MP端末では取り扱えずStarPayのSUNMI製端末で取り扱います。

  • 茨城県
    イオンスタイル水戸内原・イオンつくば店・イオン下妻店・イオン土浦店
  • 栃木県
    イオン小山店・イオンスタイル佐野新都市
  • 群馬県
    イオン太田店・イオン高崎店
  • 埼玉県
    イオン与野店・イオン浦和美園店・イオン川口前川店・イオン羽生店・イオンスタイルレイクタウン・イオン春日部店・イオンスタイル北戸田
  • 千葉県
    イオンスタイル幕張新都心・イオン富津店・イオン成田店・イオン千葉ニュータウン店・イオンスタイル木更津・イオン津田沼店・イオン八千代緑が丘店・イオン柏店・イオン銚子店・イオン船橋
  • 東京都
    イオンむさし村山店・イオン日の出店・イオンスタイル多摩平の森・イオン東久留米店
  • 神奈川県
    イオン大和鶴間店・イオンスタイル座間
  • 山梨県
    イオンスタイル甲府昭和

イオンギフトカード

テナントでは一部で操作を知らない係員がおり利用を断られることがありますが、MP端末で取り扱える決済サービスを特に制限していないテナントではどこでも取り扱えるものと思われます。

残高不足時は残高を使い切った上で、支払い残額をクレジット・電子マネー・現金・別のイオンギフトカードなど、他の決済で支払える旨が公式で案内されています。ヴィンクスMPでは残高不足時の使い切りを想定してシステムが実装されており、問題無く使い切ることができます。一方、オムロンMPでは残高不足だとエラー伝票が出力されてしまいます。 *2

WAON POINT

1ポイント1円として利用できます。ほかの決済方法と併用可能です。

ポイント付与は現金、イオンギフトカード、イオングループの商品券のみ対象です。ポイント利用分はポイント付与対象外です。

参考:WAON POINTの各種仕様 - 備忘録用

仕様など

共通POS・オムロンMPのカード会社表記

  • ACS (オンアス):イオンクレジット
  • ACS (非加盟V):VISA/イオン
  • ACS (非加盟M):マスター/イオン
  • UC:UCカード
  • MUFGUFJカード
  • DC:DCカード
  • NICOS:ニコスカード
  • SMCC:VISA JAPAN *3
  • JCBJCB
  • American Express:アメックスカード
  • Diners Club:ダイナースクラブ
  • 楽天:ラクテンカード

コンタクトレスの利用可能金額

店頭のPOP掲示や実際の検証から以下の通りと考えられます。

  • Visaブランド
    • 物理カード:1万円以下
    • モバイル (CDCVMが有効な場合):制限なし
  • 他ブランド
    物理カード、モバイルに関わらず制限なし

コンタクトレスが利用できる金額と本人確認が省略となる金額 (CVMリミット) は異なる場合があります。

クレジット取引時の本人確認 (PIN・CDCVM・署名)

以下はイオンクレジット・イオンカード以外の他社クレジットでの内容です。イオンカードは売場・読み取り方法 (コンタクトレス・接触IC) にかかわらず、一定金額 (おそらく3万円未満) まで本人確認省略となります。

現在

2021年8月以降仕様が変更され、コンタクトレスは物理カード・モバイル・ブランド・売場などにかかわらず一定金額 (おそらく1万円以下) までは本人確認が省略される (サイン要求されない) ようになりました。なおそれ以外は以前の仕様と変わりなく、接触ICと磁気では本人確認が必須です。

仕様変更以前

食品売場直営レジなどを除き、クレジット取引時は本人確認が全件必須となっており、接触ICではPIN、磁気とコンタクトレスでは署名要求されます *4
ただし、Google PayやApple PayなどCDCVMが有効なモバイル端末のコンタクトレスは以下の通りであり、奇妙な仕様となっています。

  • Visaブランド
    本人確認省略
  • 他ブランド
    1万円「以下」の場合はサイン要求、1万円「を超える」場合は本人確認省略

リーダーライター (決済端末)

パナソニック JT-R700CR

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2014年頃から導入が開始されたようです *5 。2020年初頭までは電子マネーR/Wとしてのみ運用していましたが、改正割賦販売法対応 *6 に伴い、2020年1月から3月にかけてクレジットカードの取り扱い・磁気カードの読み取りがこの端末に変更されました。

端末画面下の5つ並んでいる四角いボタンは電子マネーブランドの選択ボタンです*7 。ボタンを使用するかしないかは会社により異なりますが、多くの会社がPOS側でのブランド選択に変更しているようです。2022年5月現在はウエルシアくらいでしか使用されていないものと思われます。

イオングループ向けのモデル (イオン仕様) は型番がJT-R700CR-10 (白筐体) / JT-R700CR-15 (黒筐体) です。JT-R700CRはJET-SのCCTとしても発売 (JT-R700CR-40) されていますが、イオン仕様と少々異なります*8

イオン仕様のJT-R700CRは外回り方式のPOS端末です *9。端末とセンター間の通信はPOSを経由せずに行われます。

レシップ製R/W (NCR-41-1)

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レシップ製です。すべてJT-R700CRに置き換えられているものと思われます。

PINパッドに電子マネーのブランド選択ボタンがついています。使用するかしないかは会社や売り場により異なります。

*10

*1:「PayPay」、4月17日から関東・山梨県32店舗のイオンで利用可能に! | PayPay株式会社

*2:残高不足時の操作方法は、金額入力→ポイントカードがあれば登録→イオンギフト→残高の金額を入力 (※ここが重要※) してからセット→磁気読み込み→終了実行→支払い残額を決済、と考えられますが指南が必須となるのは間違いないと思われます。

*3:SMCC発行のMastercardもこの表記で返されます。

*4:国内では、接触ICや磁気で全件本人確認を要求する加盟店でも、コンタクトレスでは一定金額 (おおよそ1万円) まで本人確認を省略される場合がほとんどです (「コンタクトレス」と「接触IC・磁気」でCVMリミットが異なる実装)。しかしイオングループでは、コンタクトレス・接触IC・磁気でCVMリミットが統一されているものと思われ、コンタクトレスでも署名要求されるという事象が発生します。

*5:情報があまりなく正確なところはわかりませんが、2014年2月のダイエーWAON導入時にはR/WとしてJT-R700CRが新規に設置されていたようです。

*6:詳細:https://www.j-credit.or.jp/security/understanding/member-store.htmlhttps://www.jcb.co.jp/merchant/release/kappu_security.html

*7:左からWAON交通系IC、iD、QUICPayが設定されており、一番右のボタンは空きとなっています。ミニストップ・ウエルシア・マルエツなど、Edyを導入している会社では一番右のボタンにEdyが割り当てられます。ボタンを使用しない運用でも、決済時には当該ブランドのボタンが光る仕様となっています。

*8:JET-Sモデルでは、レシートプリンタ内蔵のクレードルが付属しているほか、端末本体にバッテリーを搭載しています。

*9:ケーブルは電源、LAN (センター通信用)、シリアル (POS連動用) の3本が接続されています。

*10:端末形状がそれに似ていることから「便器」「便器端末」と呼ばれることがあります。