イオングループSCの決済端末
最終更新:2022/5/26
- オムロンMP伝票画像:イオングループSCの決済端末・オムロン - 備忘録用
- ヴィンクスMP伝票画像:イオングループSCの決済端末・ヴィンクス - 備忘録用
- クレジットIC化前の伝票画像 (オムロンMP・ヴィンクスMP):(クレジットIC化前)イオングループSCの決済端末・売上伝票 - 備忘録用
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ソフトウェア
操作端末は東芝テック製ですが、ソフトウェアは東芝テック製ではなく他社製のものを搭載しています。ソフトウェアはなぜか統一されておらずベンダー違いで2つ存在します。
売上伝票のテンプレートが異なっているため、どちらのソフトウェアが入っているかは容易に判別できます。
オムロン
導入先
以下の通りと思われます。
接続機器
こちらには電子サインパッドは接続されておらず、署名はすべて紙伝票になります。
決済サービス選択画面
- クレジット
- 銀聯
- イオンギフト
- IC
- コード決済
- 現金
6.の現金はWAON POINT登録操作をすると表示されます。
4.のICは電子マネーです。以前は電子マネーサービスをJT-R700CR側で選択していましたが、2021年9月下旬にイオンリテールで電子マネーサービスの選択が係員側に変更されているのを確認しました。現在は他社でも係員選択に変更されているものと思われます。
オムロン・WP非対応
オムロン製システムではWAON POINTカード非対応のバージョンも存在します。
このバージョンでは操作手順が少し変わります *6。また伝票のテンプレートが以下の通り異なります。
- 行間が広くなる
- 「(お客様控え)」の文字が平体ではなく長体になる
- WAON POINT会員募集中の販促メッセージが印字されない
ヴィンクス
ヴィンクス製のソフトウェア (ANY-CUBE SC PC Terminal) です。
2021年後半ごろから画面UIが刷新されたバージョンが登場しており、順次展開されているものと思われます。新UIはタッチパネル操作主体となっており、テンキーは金額入力ぐらいでしか使わなくなったようです。また、金額入力後はすぐ決済サービス選択画面に遷移するように変更されました。
導入先
開業当初からイオンモール株式会社 (旧イオン興産株式会社・旧株式会社ダイヤモンドシティ) が運営しているSC
接続機器
- ワコム STU-430
電子サインパッドです。署名要求時は電子サインになります。 - 東芝テック製のハンドスキャナ
iAEON会員コード読み取り、コード決済、駐車券処理で使用します。 - USBテンキー
MP-70/80は画面内にテンキーがないため、外付けテンキーが必須です。MP-10では画面内にテンキーが実装されておりタッチパネルでも操作が完結しますが、変わらず接続されていることがほとんどのようです。 - JT-R700CR
(旧UI) 決済サービス選択画面
操作端末
いずれも東芝テック製です。
MP-10
2019年9月ごろからMP-70の置き換えで入っている端末です。MP-70/MP-80と比べ端末がややコンパクトになっています。
参考:https://www.toshibatec.co.jp/products/mp10.html
MP-80
2013年ごろからMP-70に代わり導入されている模様です。イオンモール幕張新都心などではこの端末に統一されています。MP-10への置き換え対象ではないため、MP-10と混在しているSCもあります。
参考:https://www.toshibatec.co.jp/products/mp80.html
MP-70
MP-10へ置き換えられ、残存しないものと思われます。
*1:MP-70/80とMP-10では画面のアスペクト比と向きが異なるため画面構成が多少変わります(MP-70/80は8.4型SVGA液晶・横縦比4:3、MP-10は7型WXGA液晶・横縦比9:16)。
*2:直営売場のPOSは以前オムロン製のPOSシステムでした。その流れでテナント用の端末もオムロンのシステムが導入されたものと思われます。
*3:2013年10月までイオンリテール株式会社運営だったイオンモールなどのSCです。これらのSCは2013年11月にイオンモール株式会社に移管されています。詳細:https://www.aeonmall.com/upload/1382594045.pdf
*4:設置当初は使いみちが皆無であったため、隠されていたり隅に追いやられている場面を多く見かけましたが、iAEONアプリのリリース、ならびにAEON Payの開始に伴い、客が操作できる位置に配置されるようになりました。
*5:以前は一部の銀聯導入SCで、銀聯PIN用としてオムロン製 (NEC OEM) のPINパッドが接続されていました。R/Wがレシップの頃に導入されたものと思われます。2010年代中頃からR/Wが順次JT-R700CRに更新され始めましたが、更新当初は銀聯PIN入力にはそのままオムロンPINパッドを使用していたようです。その後PINパッドの機能が700CR側に移行され使用されなくなりました。
*6:WP対応設定の場合は「売上→金額入力→WP登録→決済サービス選択→決済」の手順ですが、非対応設定の場合は「決済サービス選択→売上・取消など選択→金額入力→決済」となります。